- しはん
- I
しはん【四半】(1)四分の一。 四半分。
「~斤」
(2)正方形に切ったもの。 正方形のもの。「~葺(ブ)き」「~ノテノゴイ/日葡」
(3)(「幟半」とも書く)幅と長さの割合が二対三の旗指物。(4)弓術で, 二寸(約6センチメートル)四方の板の的。「さらば~か円物か下げ針を遊ばせ見う/狂言・八幡の前」
(5)〔もと四半の手ぬぐいを使ったことから〕葬送の際, 近親者が肩にかける白い布。 また, 半分に折って死者の布帽とする地方もある。IIしはん【市販】店で売っていること。 また, 売ること。III「一般商品として~される」「~の薬で間に合わせる」
しはん【師範】(1)人の手本となること。 また, 手本となる人。「~として仰がれる」
(2)学問・武芸・技芸などの先生。 また, 資格の名としても用いる。「~になる」
(3)「師範学校」の略。IV「~出の先生」
しはん【支藩】本家から分かれた者が藩主である藩。Vしはん【死斑・屍斑】死体の下面に生ずる紫赤色の斑点。 重力により血液が沈下し毛細血管に充満するために生じる。 死後二~三時間で出現し, 以後時間とともに変化するため, 死後経過時間や死因などの推定に役立つ。VIしはん【示範】模範を示すこと。VII「後進の~となる」
しはん【私版】(1)著者または著者の近親の者が自費で出版すること。 また, その書物。 私家版。「~の本」
(2)民間で出版すること。 また, その書物。⇔ 官版VIIIしはん【紙半】「紙烏帽子(カミエボシ){(2)}」に同じ。IXしはん【紫斑】皮下などに出血によって生ずる紫色の斑点。 溢血(イツケツ)斑。Xしはん【紫瘢】傷が治ったあと, 皮膚に残る紫色の跡。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.